大切なモノ―失う前になりようやく気づいた自分の気持ち
♪なんで〜、なくして始めて〜、大事と気づくのだろう〜?♪―mawari
「その子」との出会いは、僕が東京から実家に帰ってきて一ヶ月たったころだった。親から紹介されて、という関係の始まり方でした。実は別にいいなっていう子がいましたが、なかなか難しそうだったので「その子」(「その子」って名前にしよ)に決めました。始まり方がそういう感じだったのでなかなか好きになる、っていうことにはなりませんでした。しかし、いっしょにいる時間を積み重ねることによって、だんだん「その子」の良さがわかってきたというか、いっしょにいることがあたりまえになってきたせいか、時々別の子といっしょにいたりしたりした時などには、逆にその子のよさが発見されてしまう、みたいなことを繰り返してました。
それが、とある事情により、このたびいよいよ「その子」との関係を終わらせようって思い、職場の人に新しい子を紹介してもらいました。そして2005年12月15日、職場の人の家にて顔あわせ。新しい子は前もって聞いていた印象どおり。細い目が、シャープなボディーラインが僕の好みにぴったりでした。友達に相談した時にはそのボディーラインや年齢が良くないって言われましたが。それから、
「あとは若い二人で…」
ということにはならないで、職場の人のご主人と3人で家の周りを散歩する。少し声が高いなっていうのが最初の印象で、かつ、一番印象に残っていること。若干違和感があったけれど、初めはこんなものだろうって感じで職場の人の家まで帰る。返事はご主人の「まあ一晩考えてみて」って提案で、翌日12月16日にすることに。「たぶん良い返事をすると思います。今日はありがとうございました」って言って帰る。