神戸へ無謀旅行
上
03/8/1,2
1.旅行前口上
Sさんのバスケの応援に神戸に行こう、と言い出したのは、7月上旬? W氏からだった。
あまりにも話があれなので、二人で行くものとばかり思っていたけど、どうやら他の人も誘って行くようだった。僕みたいな物好きが他にいるわけはないだろうと思っていたので、お二人さんとも行くとおっしゃったらしいのには驚いた。
旅行の日程は、深夜出発、そしてお金のない僕の提案でUSJ抜き、泊まり抜きのとんぼ返り旅行と言う、精神的、肉体的負担の大きいものとなった。
(そうか、僕が無謀旅行にしたんか。一年たってようやくわかった。)
さらに僕は、「行きは高速道路を使わず普通の道路で、帰りは高速使って帰る」、と意見したが、W氏にすら聞き入れられなかった。後から考えると、まあ正解だっただろうなあと思うけど。
2.当日出発まで
そして当日。金曜日だったので当然仕事があったのだけれども、たまたま測量会社(当時は測量の仕事をしていた)の人の都合で早く帰れるようになっていた。一緒に山に分け入り測量をしているKさんに、「調度良かったです、かくかくしかじかの旅行をするんです。」と、今回の旅行の話をしたら、「そりゃ(予定が)めちゃくちゃすぎるわぁ。女の子と行くんだったらもっと遊んだりしたほうがええでぇ。まあ、そういうめちゃくちゃなのも珍しくてええかもしれへんけどなぁ。」(岡山あたりにゆかりのある方は、岡山弁に訳してお楽しみください。)との批判を受けた。
[思い出しながらも懐かしい。測量は三人ずつの二班に分かれてやってましたが、僕とKさんは毎朝集合場所から6キロ離れた公衆トイレに行ってから仕事を始めてました。もう一人の人は良く怒らなかったものだ。あの時の仕事もすごく楽しかったなあ。もう一回してみたいものだなあ。途中でやめた人は4人、蜂に刺された人ほぼ全員で、僕は合計10本以上の針を刺されましたが。]
ついで、
「運転するの疲れるから、せめて仕事が終わってから3時間ぐらい寝ておいたほうがええでぇ」とも言われた。なるほど、そういうものかと、10時ごろの出発予定なので、家事をやったあと9時あたりから一時間寝ようと、どこが「なるほど」か、と言われそうだけど、そういう計画で行こうと心に決めて家路についた。と見せかけて、仕事の帰りがけに図書館で本を読みふけってから家に帰った。(ぜんぜん人の話を聞いていないなあ。)
帰ってほがほがしていたら、W氏は8時30分にうちに来るという電話が。まずい、睡眠時間なしっぽい。さらにはAさんちに連絡を入れるようにと。Aさんとは幼稚園から高校までいっしょで、高校は三年間同じクラス。普通なら連絡するのも苦ではない関係が築き上がっていてしかるべき(なのか)だが、照れて電話をかけるのが苦でしかたない関係が築き下がっていた。で、電話ならびに有線(無料)をかけてみるけど、おられませなんで、どうもこられないみたいな雰囲気。で、W氏、Hさんが家に着いた八時半ごろ、Aさんから連絡あり。以下適当
Aさん「ごめんねぇ、お金なくてさあ、いけそうにないんだよね。泊まったりするとお金掛かるもの。」
AHO(僕)「ああそうなんだぁ。でもさ、実はどこにも泊まらないし、USJ(テーマパーク)にもUFJ(銀行)にも行かないことになったんだけどね。」
A「(ある意味絶句)えっ、そうなんだ。…。」
AHO「うん。信じられないことかもしれないけどね。どこにも泊まらないんだ。」
A「…。Hちゃんももう来てるの?」
AHO「あ〜、とりあえずW氏もHさんも到着してるよ、信じられないけど。換わろうか?」
A「いや、いいんだけど。
…
とりあえずそういうわけで今回は行かないということにして」
AHO「うん、わかった。その気持ちわからないでもないけどね(苦笑)」
ということで、行かないとのこと。一眠りしてから行きたかったんだけど。