水郷祭あたり
(DNAを語る)
〜もはや歌物語ではない〜
本編
再びお会いした後は二日に一回か、三日に一回くらいのメールの頻度に。かなりつらかった、ような気がしないでもない、と言っても過言ではない、と軽く断言す。
水郷祭が明後日に近づいても、「行きますか?」という問いに答えられませんでした。ので、
「ああ、もういい加減愛想をつかされたのかなぁ」
と思いました。
「でもまあいいか、人ごみも嫌いなら花火も嫌いだし。」
と思い始めました。
が、前日になり一緒にいくY氏達からI子さんに集合時間について連絡があったようで、それを伝えられた。微妙に腑に落ちませんでした。でもどうやら最近仕事が長引くことが多いみたいで、それでいけるかどうかわからなかったため、返事を保留にされていたのでは?という前向きな解釈もあり。
で、当日。5時15分頃に職場を出発。余裕をかまして海潮温泉でのんびりしたため、集合場所の松江サティに10分遅刻。
ちなみに行く途中に川本真琴のDNAをCD(MP3だと少しモワッとする)で聞いたら鳥肌が立ち(と、友達に言ったら「おまえが鳥肌って言うと面白いな。えっ?だって鳥顔だもの。W氏も言ってなかったっけ。」と言われたがいかがなものでしょう?)、少し涙が出た。高校の時に、
「ああ、恋をしたらこの曲もまた変わって聞こえ、よりいい曲に思えるんだろうなあ」
と考えていましたが、実際にそうなりました。
ぐるぐると
頭の中は
回れども
やはり変らぬ
あなたへの想い
まんまDNAやね。嫌われてるのかな?みたいな不安などが頭の中でいろいろ浮かぶんだけど、なんだかんだ言っても結局好きなんだなぁ、っていう詩。
ちなみに熱烈なaikoファンだった時に、好きだった人に久しぶりに、そして最後に会いに行くことになった時、頭の中には自然とDNAが流れてました。
そんなわけで川本真琴に敬意を表し、本日の僕の服装は川本Tシャツプラス、Yシャツ的なもの。多分今回はばれていない、でしょうか?
中略
サティの駐車場から渋滞しているのを、友達と携帯で話して暇を潰しながら帰る。友達に、「幸せを感じるレベルが高くなってんのじゃないか?なまいってんじゃねえぜ」(脚色つき)と言われる。
水郷祭あとがき
賢明な読者、ならびにそれ以外の人(は、いらっしゃらないと思いますが)はお気づきのように、水郷祭がどうだったのかが書かれておりません。書いても面白く感じないのでそうしました。ええ、ブルーになるだけのような気がします。感想ですか?花火も嫌いだし、人ごみも嫌いだし、地球が自転するのも嫌いだけれど、何が一番嫌だったかって、自分が嫌だった。