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最近の僕の頭のなかの流行語(よくでてくる単語) ニューモント・マイニング(米国産金会社)、データマイニング(情報発掘?)、川本真琴(歌うたい)
「なんで帰らないといけないんですか?」
「一畑や占いでお金使ったので残り少ないんで…」
「な〜んだ、ぅんなんいいっすよ、こっちが払いますよ。僕は今日あまり飲み食いしそうにないんで高くならないでしょう。その代わりまた…」
「3倍返しで(笑)」
「ていうか、小銭がないっていうから、財布1万円札だらけかと思ってたんですけど…」
「ウォンならたくさん手元にあるんですけどね」
喫茶店に入ろうと微妙にしながらも魚民まで歩いてく。なつかしい声に迎えられ、入店。松江店じゃないけど、魚民は5年位前にバイトしていたところで、テーブル上のしょうゆさしとか、なつかしかった。
「なに頼みます?あ、ボジョレーヌーボーなんていいかもしれないですね」
「わたしはボジョレーヌーボーで」
「じゃあ僕はノンアルコールの南国で」
注文を終える。
「飲まないんですか?そっか、車だもんね」
「う〜ん、けど長くいるだろうから1、2杯くらい飲んでもいっかな」
「おまたせ致しました、ボジョレーヌーボーと南国です。食べ物のご注文は…」
「すみません、ボジョレーヌーボーもう一杯」
「(ちぃっ、まとめて注文しろっての)かしこまりぃ」
…
「お待たせしました、ボジョレーヌーボーです」
しっかし、何度打ってもボジョレーヌーボーは打ちにくい。毎回のようにボジョレーニューボーとか、ボジョレーぬーボーとかになってしまう。てか、何度ボジョレー縫うボーとか言ってんだろ。
料理の注文を軽くする。
「じゃあ、
( ^_^)/Y☆Y\(^_^ )カンパーイ!」
いくつか料理が来る。
藤平焼きなるものが来る。
「なんですか?これ?」
「なかに豚肉が入っていてまわりは卵っていう食べ物です」
「単純なんですね」
「そう、だけど私好きなんです」
竹仲絵里さんは卵好きなんですよ。どれくらいかっていうと、親子南蛮そばを注文するときに「すみません、卵でとじてもらえますか」「親子を卵で?」「はいっ!」「もうとじてあるんですけど」「えッ!?」「親子ですから。」「・・・そうですよね。親子ですもんね・・・スミマセン。」って、卵とじしてある料理を間違ってさらに卵とじして下さいっていうくらいなのだよ、アムロ君、と口先から出掛かるのをおでこで止める。
「卵が好きなんですね」
「そうです。でもコレステロールが気になるので一日一個しか食べません」
「あれ、さっき読んでましたけど、今日の日経プラス1に一日に卵を何個食べてもコレステロール値はかわらなかったって調査結果が載ってましたよ」
「え〜、今朝あれ読んでましたけど、見落としてました。ちょっと見せてください」
「いや、車の中ですけど…」
「分かってますって、取ってきてください」
―往復2キロくらいの距離を走って取りに行く―
「こ、これです、はぁ、はぁ」
「あ、ホントですね。じゃあ、帰ってからウチのを読みますんで、これ返します」
「ぐはっ」
「ところで、京都ではお客に帰って欲しいときには「お茶漬け食べますか」って聞くようですが、あれって意味あるんでしょうかね?そういう意味って決まっているなら、どう言おうが「帰ってください」って伝えていることには変りがないのような気がしますけど。文化度が高いところは面倒くさいですね」
「ウチもそういうのありますよ」
「えっ、あるんですか」
「ウチ文化度高いですから」
「ほう〜、なんて言って帰ってもらうんですか?」
「夜限定なんですけど、母と私で「お母さん先風呂入りなさいや」「いやいや*ちゃんこそ先はいらっしゃいや」って会話を3回したら早く帰って欲しいってことです」
「それ、お客さんも分かってないと意味ないんじゃ…。まっ、僕も言われる可能性があるので頭の片隅に置いときます」
「そういえば、占いで藤原さんについて聞こうかと思ったんですが生年月日が分からなかったので聞けませんでした。いつですか?」
「誕生日を教えると誕生日プレゼントをもらわなくっちゃいけなくなるんでいいませんが、12月の前半あたりです」
「いて座ですか?」
「うい。アネ様は何月でしたっけ?」
「言うと誕生日プレゼントをもらえなかった時に嘆かないといけないのでいいません。星座はかに座です。占い師には当てられました」
「星座によって性格とかわかるわけなんだ」
「そうみたいですよ」
「そうですか。生まれた時によっていろいろ決まるのかなぁ。あ、そういえば僕の今まで好きになった人って10月から1月の間に集まっているんですよ。初恋の人しかり、中学高校と片想いだった人しかり、竹仲絵里さんしかり、川本真琴しかり。アネ様は違うみたいね」
「かに座ですからね。けどそうなんですかぁ〜。そういえば妹もその期間の中に入ってますしね」
「うーん。妹さんは関係ないんじゃないかなぁ〜、ごにょごにょ」