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結果さえ良ければ、手段は常に正当化される by マキアヴェッリ
「一月五日あたりから妹帰ってくるんですけど…」
「よし、もう一回話を変えましょう」
「(無視)妹はネットをしに普通に事務室に上がってくるんですけど、フジハラさんが勤めに来ていることだまっといて、事務室に上がってきて、フジハラさんを見た時の驚く顔をみたみたいなって思うんですけど」
「あ、それは客観的にみると面白そうですね。1月上旬の企画はそれで決まりだね、はぁ〜」
「なんか非常につらそうですけど、大丈夫ですか?」
「笑いのためならなんてことありません(T^T)」
だけど涙がでちゃう、目にゴミが入っちゃったんだもん☆彡
メイン『和牛のステーキ 奥出雲メルロソース』到着。
「これ牛肉ですか?」
ステーキだっていうのに箸でがしがし食べている僕にアネ様は聞く。
「でしょう」
「私牛肉食べれないんですよ」
「は?」
「いえ、食べれて、おいしいって感じるんですけど、翌日体調が悪くなって。ホルモンとかならいいんですけどね」
「う〜ん、そういえばそうでしたね。メインを食べることができないなんて悪いことしましたね」
「そういうことなんで、これも食べてくださいね」
「あ〜い」
自分の肉、付け合せを食べきったあとで、アネ様の皿の肉だけ食べる。おいしいのか?味はもうわからない。
『紅茶のブランマンジェ』が来る。
ぼ「ちなみにブラマンジェっていうのは?」
て「プリンですね」
プリンはキライじゃ。お腹いっぱいだし、傍観。
「うわっ、これめちゃくちゃおいしいですよ」
「へぇ〜、ならこれも差し上げますよ」
「いいんですか?えへへ」
『ロールケーキ チョコレートソース』到着。
アネ様完食。
ぼ「いりません?」
「さすがにもういいです」
僕はケーキ内のフルーツのみ食べる。
ぼ「あ、今日の企画について何ですが」
「あに?(がつがつ)」
「あ、やっぱやめ」
「だとこらっ!言い始めたんなら最後まで話せ!!」
って、結局1つ疑問を解決しても、また1つ疑問を増やしてしまってるじゃない。これぞフジハラ式疑問量不変の法則。ほんとは「今日は偽装なんですけど、本当の恋人になっていただきたいなって」と言いたかったんですけどね。
全部食べ終わりそうなので、そろそろ出ることに。
ぼ「ゆずのリキュール飲まれないんですか?」
「はい。あげますよ」
ぼ「もーらい」
飲み干す。
ぼ「そのグラスワインは?」
「あげます」
「わーい」
飲み干す。飲みすぎ?
ぼ「じゃあでますか?」
「その前にトイレ」
「じゃあ僕も」
あ「すみません、トイレどこですか?」
て「出口のところの左側です」
あ「わかりました、ありがとうございます、ってヤロウもう先行ってるし」
「フッフッフッ、食の杜のトイレの場所に関してはまかしてください」
「まかせられる範囲せっまいなぁ〜」