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♪「彼女できそう?」気遣う気持ちはうれしいけれど かなしい気持ち
僕の気持ちに気づいてないの?それともからかってんの?♪
で、ようやくなにげに書きたかった部分にさしかかってくる。書きたかったっていうかなんというかだけど。二日前のコールスロー(腐ってるよ)を食べながら夜1:30からかいちょります。良い子は寝る時間だよ〜。
『レンズ豆のスープ』が来る。
ぼ「なんでしょうね、レンズ豆って」
「さあ」
一口食べられる。
「あ、わたしこれいらない」
「早いなぁ」
ということで、自分ひとりでスープをゆっくりすすっていると(いや、スープも箸で食ってたな)
あ「ところで聞きたかったんですけど、ウチの職場で働いて思われた感想ってどういうものだったんですか?なんかメールで言いにくそうにしてましたけど」
「あ、あれね、あはははは」
「気いつかっているいらっしゃるのなら、そんな気遣いいらないですよ。いいたいこと言ってくださいね」
「あ〜い。でもそんな気を使っているわけじゃないんですよ。まあ、とりあえずこのレンズ豆のスープを飲みきってからね。閉店時間までかけて飲みますけど」
「うわっ、しゃべるきねぇ」
といったところでなぜかスープを一気に飲み干す。
(飲みましたけど、話しましょうか?)
とアイプチをされた目を見るけど、特に話すことをうながす雰囲気は感じ取れない。話さんでもいいってことかな。僕という人間が、話したくないこと無理に話させようとされるとすごく泣きたくなる人間だった察してくれたかな。でも、
話す
話さない
って選択肢を入れるとめんどくさいんで、実際には話さなかったけど、話をす。
「あ〜、いつもね、僕が話すと見せかけて話さないのって気をつかってというか、恥ずかしいと思うからなんですね。だからメールで言われたような「こういうこと言ったら嫌われる」って思ってて話さないわけじゃないの。今回も恥ずかしいと思うからです」
「はい」
「僕引っ込み思案なんで」
「フジハラさんが引っ込み思案だったら世の中どうなるんですか?(笑)」
「よりうまく回っていくと思いますが」
「あ、そういう意味じゃないんですけど」
「まあまあ、その話はまた後日。えっと、そちらの反応からの推測としては、働いてみて、あまりいい職場でなかったって感じました、まる。みたいなことを僕が言いにくそうにしているということをお考えなのではと思いますが、さにあらず」
「さにあらずって言葉好きですね」
「さにあらず」
「…」(好感度=−63)
「(好感度の低下について)さもありなん」
「…」(好感度=−68)
「そういえば(話題変換)」
「…」(好感度=−73)(ピンチ!好感度が80以上にならないと告白イベントに進めないぞ!って、もう進めそうにねえよ!!)
「川本さんの最初のライブツアーのバンド名って「サモメタル犬」って名前だったんですよ」
「…」(好感度=−100)以下省略
「でね、なにを思ったかって言うのを話す前に、考えなしにそちらで働くことを決めた時、うん、これはほんとにほとんど考えなしに決めたね、で、その決めた後に、あ、ちょっとまずったかなって思ったんですよ」
「ほらそういう感じじゃん」
「いや、まあ慌てずに聞いてたもう。なにをまずいって感じたかっていうと、ここは気を使って話しにくいところなんですけど、アネ様の日ごろの言葉からすると、仕事をあんまりまじめにやられてないんじゃないかなって想像したんです」
「やってますよぉ、ぷぅ〜」
「わかってます。で、もし不真面目だったとしたら、ひょっとしたら、僕が耐え切れなかったりするのかなぁ〜って思ったんです。ここんとこ失礼ね」
「ほんとですね」
「で、そんな感じになるくらいならいっしょな職場で働くということをせず、ある程度の距離感を保っていた方が、良い関係を続けられるのではないだろうかって思ったんですよ、ってヤマアラシのジレンマかよ!いや、微妙に違うか」
「…」
「で、そんなことうっすら(そんだけ語っといてうっすらかよ!)考えてたんですが、働いてみると、あにはからんや、めっちゃ普通に働いていらっしゃって、惚れ直しました。で、あ、こりゃ逆に僕の不真面目さにアネ様が耐え切れなくなるなって感じました(苦笑)」
「ま、当然ですね。あ、そういえば話は変わりますが」
「オッケー、オッケー、どんどん変えて」