14

♪キミの悲しみを癒せる人がどんな時も僕でありますように… ひまわりの観覧車 by The LOVE

 

などなど話しながらアネ様宅へ近づく。

「明日も仕事ですよね」

「そうですけど」

「ならウチに泊まりませんか?」

「ほへっ?」

「フジハラさんちよりもウチのほうが職場に近いでしょ?」

「そうだけどねぇ〜」

「あっ、嫌ならいいんですけど」

「あ、行きます、行くとも、行かいでか」←考えなし

「じゃあウチで飲みなおしますか」

「イエ〜イ。って、お母様なんていうかな」

「大丈夫ですって」

ああ、神様ありがとうございます。

 

ということで帰宅。

「ただいま〜。あ、ちょっとまっててくださいね。」

階段を駆け上がり、お母様と話をされる。

「遅かったねぇ」

「うん、で、今日フジハラさん泊めるからね。布団敷いてね」

「あ、別に一つの布団で寝ますからいいですよ」

「なんか階下からたわごとが聞こえたような気がするけど。ほんとにもぉ〜、で、どこおらいかね」

「横の入り口」

「はぁ〜」

 

顔を出される。

「あら、藤原君、上がって上がって」

「あ〜い」

「部屋は空いとるけん。ここの部屋」

エアコンつけて、布団を敷いていただく。

(う〜む、なんかまたポイントを下げる行為をしているような気が…、すみません、ありがとうございます)

などと心の中で思っていると(言えよ!)

ア「布団敷けた?じゃあ私の部屋で飲みなおしましょうよ」

様「まだ飲むかね、やめなさいや、で、どこで飲むって?」

ア「私の部屋だけど」

様「やめなさいや、あんな部屋でなんて。幻滅され〜よ(毎回これだ)」

ア「いいからいいから。あ、ちょっと待ってくださいね」

2週間置きっぱなしのコップとか、脱ぎ散らかした下着(それはないっていってんじゃん!)とか片付けていらっしゃるのだろうなぁ〜と考えながら待つ。

ア「いいですよ」

僕「おじゃましま〜す」

と、何食わぬ顔して入室(ほんと、デザイン性の問題か、誰にも食われません、誰か食べて、っておいはアンパンマンか!って、何食わぬ顔の意味が違う!!(という支離滅裂なことを考えるくらい、実際にはドキドキしてんのね))。

ア「ってなんでお母さんまで入って来るん?」

当然のようにお母様も入って来られて、ドカっと座られる(当然なのかもしれないが良くわからんです。少なくともこの時は当然ではないと思った)。

様「今日はねぇ、午前中から働いてね、疲れてんのよ」

ア「なら寝れば?」

様「働いたからビールくらい飲まんとやっとれんわね、ねぇ、藤原君」

僕「は、はあ、何をされてたんですか?」

様「(省略)」

僕「それは大変でしたねぇ〜」

ア「フジハラさん何飲まれますか?」

僕「ビール以外で。焼酎の水割りかなぁ」

様「わたしゃビール」

ア「って、自分で用意しなや」

様「疲れちょってね」

 

レッツ塩野さん