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♪キミの悲しみを癒せる人がどんな時も僕でありますように… ひまわりの観覧車 by The LOVE
などなど話しながらアネ様宅へ近づく。
「明日も仕事ですよね」
「そうですけど」
「ならウチに泊まりませんか?」
「ほへっ?」
「フジハラさんちよりもウチのほうが職場に近いでしょ?」
「そうだけどねぇ〜」
「あっ、嫌ならいいんですけど」
「あ、行きます、行くとも、行かいでか」←考えなし
「じゃあウチで飲みなおしますか」
「イエ〜イ。って、お母様なんていうかな」
「大丈夫ですって」
ああ、神様ありがとうございます。
ということで帰宅。
「ただいま〜。あ、ちょっとまっててくださいね。」
階段を駆け上がり、お母様と話をされる。
「遅かったねぇ」
「うん、で、今日フジハラさん泊めるからね。布団敷いてね」
「あ、別に一つの布団で寝ますからいいですよ」
「なんか階下からたわごとが聞こえたような気がするけど。ほんとにもぉ〜、で、どこおらいかね」
「横の入り口」
「はぁ〜」
顔を出される。
「あら、藤原君、上がって上がって」
「あ〜い」
「部屋は空いとるけん。ここの部屋」
エアコンつけて、布団を敷いていただく。
(う〜む、なんかまたポイントを下げる行為をしているような気が…、すみません、ありがとうございます)
などと心の中で思っていると(言えよ!)
ア「布団敷けた?じゃあ私の部屋で飲みなおしましょうよ」
様「まだ飲むかね、やめなさいや、で、どこで飲むって?」
ア「私の部屋だけど」
様「やめなさいや、あんな部屋でなんて。幻滅され〜よ(毎回これだ)」
ア「いいからいいから。あ、ちょっと待ってくださいね」
2週間置きっぱなしのコップとか、脱ぎ散らかした下着(それはないっていってんじゃん!)とか片付けていらっしゃるのだろうなぁ〜と考えながら待つ。
ア「いいですよ」
僕「おじゃましま〜す」
と、何食わぬ顔して入室(ほんと、デザイン性の問題か、誰にも食われません、誰か食べて、っておいはアンパンマンか!って、何食わぬ顔の意味が違う!!(という支離滅裂なことを考えるくらい、実際にはドキドキしてんのね))。
ア「ってなんでお母さんまで入って来るん?」
当然のようにお母様も入って来られて、ドカっと座られる(当然なのかもしれないが良くわからんです。少なくともこの時は当然ではないと思った)。
様「今日はねぇ、午前中から働いてね、疲れてんのよ」
ア「なら寝れば?」
様「働いたからビールくらい飲まんとやっとれんわね、ねぇ、藤原君」
僕「は、はあ、何をされてたんですか?」
様「(省略)」
僕「それは大変でしたねぇ〜」
ア「フジハラさん何飲まれますか?」
僕「ビール以外で。焼酎の水割りかなぁ」
様「わたしゃビール」
ア「って、自分で用意しなや」
様「疲れちょってね」