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過剰な自信と、極度の自信のなさは、時として同じような言動を引き起こす。O.F

 

フラれた後腸感冒にかかり、二日間寝込む。やっぱテンションが下がると免疫力も下がるね。

 

1月14日(土)。この日は、12月14日の○○、1月13日の○○、2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデーと並んで、特別な日、女装記念日で、

その顔は

女装が似合うと

言ったから

1月14は

女装記念日

という歌が詠まれたことで有名である。

なぜ女装をしようと思ったのか。それは人から女みたいな顔だという評価をよくされていて、女装が似合いそう、女装をして見たいということだったので。あと本能。

で、やってみたんですが、いまいち変わった感じがしませんでした。髪が短いのが一番ネックだったような気がします。他の感想としては、毎朝女性は大変だなって感じました。

「今日フジハラさんちに来る前に友達の家に寄ってたんですけど、30代の男と付き合ってて、その人が無職で悩んでるのって言うんですよ」

「30代で無職ですか、それはつらいね」

「でもその人のことが好きなんだって」

「ふ〜ん」

「私それ聞いていて腹立ってきちゃって」

「え、なんで?あっ、好きなら好きでいいじゃん、何悩む必要あんの?キライならさっさと別れれば?みたいな感じですか?」

「そうですね。けど、自分はどうなんだって言われると、すみませ〜ん、って感じなんですけどね」

「なんかそういう感じの悩みがあんの?」

「秘密です」

って、この日泊まられたと思っていたけれど、家に泊まられてないじゃん。帰ってラブホに一人で泊まられたんじゃん。今度はいっしょに泊まりたいですねって僕が言ったような気がするけど、フラれた後にようゆうわ。

 

121日。22日に広島に行く予定だったのだけれど、雪が降りそうなのと、僕がMT車になれていないからということで(やさしいね)次週に持ち越し。で、この日は新年会をしましょう、しようということに。会場は初顔あわせの舞台となった出雲の居酒屋で。静かだったのでね、自分ら以外は。が、今日は人がいっぱいだったので出雲駅南の居酒屋へ。いろいろ注文したら、冬なのに、夏っぽいものばかりがテーブルにならんでしまった。日本酒と生レモンサワーで乾杯。僕は一杯飲んだだけでよっぱらう。アネ様は相変わらず強くていらっしゃる。

ぼ「職場で何って呼んだらいんですかね?」

「呼びたいように呼んでくれていいですよ」

「いっつも、すいません、とか苗字だけど、変なんだよね〜」

「呼び方を考えるなんて、付き合い始めの恋人同士みたいですね」

などと話す。店から出る段になって、

「フジハラさんの家で飲みなおしましょう」

って話になって、ウエルネスで水やマスカラなんか買って、マイホームへ。何気に親戚のおばさんが来ていたので後ろの部屋にソッコーでコタツを設営して、ストーブを運んできてって会場を作る。で、台所からたくさん食べ物を持ってきて、ビール、ワインを運んでくる。

ぼ「そういえばこないだ家に買って持って行きましたワイン、どうでした?」

「飲みましたよ。おいしかったですけど、クリスマスの時と比べるとおいしくない気がしました」

「へぇ〜、僕みたいなアホがおらんくって、よりおいしく飲めたかなって思ったんですけどね」

「…それはそうですけどね。ところでこの料理ってお母さんが作られたんですか?」

「おそらくそうかと」

「前も思ったんですが、料理上手ですよね」

「そっかな。いっつも食べているからようわかりません」

「外食したいってあんまり感じないでしょ?」

「そうっすね、金のムダって気がしますね。料理のせいですかね」

「そうですよ、きっと」

 

しばらく飲み食いしているとアネ様横になられる。ので、すかさず襲う、わけなく、テーブルの上のものを片付ける。片付け終わりそうになるとアネ様起床。

「なにか手伝いましょうか?」

「うん、じゃあとりあえず適当に運んでいこ」

「ところで今日フジハラさんはどこで寝られるんですか?」

「うん?自分の部屋だけど?」

「なら私がそこで寝ますからフジハラさんはさっきの部屋で寝てください」

などと話をしながら自分の部屋に入るところで、母登場。

「夜遅くになにやっちょ〜かね」

などと少々オカンムリなので階段を下りながら、こんこんと帰れない理由を教え諭す。と、別々の部屋で寝るってことでOKがでる。

で、自分の部屋に帰ってみると、なぜか僕の布団で眠っているアネ様。

「ちょ、なにやってるんですか?」

「寝てるんですけど」

「僕寝るところないじゃない」

「じゃあ、そこらへんで寝てください」

「んなご無体な」

「じゃあ、布団に入ってください」

「あ、いいの?じゃあいただきま〜す」

「何言ってんの?」

 

と言う感じで同じ布団で端と端に離れて眠る

 

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