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〜僕は走るために外に出て、久しぶりに冬の夜空を見上げて星の輝きに驚いた(そう言えば、3年前に東京から帰ってきた時には、あまりの綺麗さにはしゃいで祖母に言ったっけ、いつもと同じだって言われたけど、その時の僕にはとっても特別な感じだったんだ)。そして、空を見ながら走り出すと、その星たちに吸い込まれていくような錯覚を感じる。しばらく星に向かって走り、心地よい疲労感を感じて立ち止まり、改めて空を見上げる。普段余裕がないせいか見てなかったけど、こんなに夜空ってきれいなんだ。この暗闇に輝く星たちのように、生活の中でも、余裕がなくって気がつかない、ステキなものってたくさんあるのかなって思った。あと、みんなあまり口に出しては言わないけれど、あの人も、あの人もいろいろ悩んでいるんだなってことに考えがなぜかいく。以前悩んでいる友達に対してなにもできなかったのが悔しくて、もっともっと勉強して行こうって思ったその思いが少しまた薄れている気がした。僕がたまたま運良く悩みを減らして軽く生きることができるようになっていったように、今度は僕がmawariの人の悩みなどを減らしていけるような人間になろうって改めて思ったんだ。by オサル?N・フジハラ〜

 

広島に行く予定の前日の1228日夜、電話。

あね「明日12:30から出発でいいですよね。着て行く服がまだ届いてなくって」

「予約の時間は6時でしょ?5時間もあれば広島着けるんで、オッケーですよ。それにしても着ていく服って決まっているんですね」

「着けたいものがあって、それに合わせてそろえようって思ってんのに運送屋が遅れやがって(怒)」

「それはいけませんねぇ。あ、ちなみにぼく明日病院に行くことになりました」

「どうしたんですか?ついに頭が…」

「いや〜、今日凍結している雪道を運転して米子とかいっていたんですけど、すべってさぁ〜」

「崖から落ちて重症ですか?やったね!」

「じゃなくって、すべりながらも無事に家に着いたんですけど、インフルエンザの予防接種うけにゃならんのですよ」

「な〜んだ、つまんない。私は予防接種受けませんよ」

「…バカだから?」

「あああ〜ん?佳人薄命っていうけど、私その言い伝え(?)どおり、子供の頃から病弱でして、って、ちょっと、聞いてんの?」

「はいはい、聞いてますよ、それで?」

「いろいろ薬飲んでいて、あらゆる予防接種は受けないほうがいいってお医者さんから言われてたんですよ」

「そうなん?人は見かけによらないね」

「いや、言ってるとおり佳人だから病弱であってしかるべきじゃない?」

「まあ、はい。予防接種といえば僕は日本脳炎の予防接種を受けたときにはジンマシンが全身に出てえらいことになりました、ていうか、いまいち原因は分かってないけどね。原因がはっきりしていないから、卵もジンマシンに影響があるんじゃないかって、一日一個って決められましたし。それによってそのころCMでやっていたたまご麺を食べれなかったことが、こないだまで悔やまれてました。でも最近また売り出していて喜び勇んで買いました」

「しょうゆと味噌がある2つで1パックのやつですよね」

「そうそう」

「あれあんまり分かりませんでした。少し麺が甘いなぁ〜っては思いましたけど」

「それだけわかれば良いと思います。僕はあれ食べて青春を取り戻した気になれました」

「へぇ〜。まあそんなことでウチに12:30ですからね。荷物着いたら連絡します」

「は〜い。あ、そうそう。広島に行く途中に車のシートに取り付けるものを買うためにジュンテンドー、服を買うためにSHOT寄ってから行ってもいいですか」

「いいですよ」

「あ、そうそう、昨日面白い夢を見たんですよ」

「どんなですか?」

「でも口で伝えてもあんまり笑えないんだよなぁ、きっと。その夢っていうのは、新しい服の宣伝を男と女がしていて、男がその宣伝される服を着ている訳なんだけど、2人がポーズを決めながら女の子が、

「この服は紙でできているので、メモを取りたい時にはいつでも彼に書ける!ファックス用紙でできているので即ファックスOK!!(ちょっと危ない響き…)この新製品の名は…

 

覚え彼記(おぼえがき)

 

今すぐ電話でご注文を!!」

しねえよ!ってなもんで、すみません、夢の中の話なもので。「彼」に「記」す(しるす)ので覚え彼記なわけね。最近思いついたことをすぐメモに残しておこうって思っているからこういう夢をみちゃうんだろうね」

「スゴい藤原さんらしい夢ですね(笑)そんな高度な夢は私みたいな凡人にはなかなか見れないですよ〜!あ、そろそろおそくなりますんで、おやすみなさい。今夜もいい夢見ろよ!by気志団」

「おやすみ〜、良い夢見ろよby柳沢慎吾」

 

いい夢を見る