口裏あわせ3
落語終了後電話。
「はいもっしぃ〜?昨日ぶりぃ〜!」
「たしかに、昨日会いましたけど、そのテンションはなんですか?」
「いえ、めちゃくちゃ落語が面白かったんで。」
「はぁ。」
「あと川本町にいるんで、うれしくて、うれしくて、言葉に〜できな〜い〜♪ですね。もうね、郵便局とかにも川本って書いてあるんですよ!?まじで顔がほころびましたよ。」
「そんなに好きなら住めばいいんじゃないですか?」
「うーん。どうせ川本と名のつくところにすむなら埼玉の川本町がいいです。東京に近いし。」
「はぁ…」
「で、ETCのことなんだけど、どうも友達や知り合いだと私が払った金額と違った金額を払わないといけないみたいです。」
「(んっだとごるらぁ〜(怒))そうなんですかぁ」
「だけど権謀術数を駆使した結果、それとは違う値段にしてもらうことに成功しました。」
「へぇ〜」
「つきましては少し口裏合わせをしないといけないわけですが。」
「じゃあいつもの感じでてけとーなことをべらべらしゃべってください」
「いえね、姉さんにも少しがんばってもらって、合わせてもらわないといけないわけで」
「じゃあ無理ですね」
「無理ってどういうことっすか。まあいいや、とりあえず現状についてお話しますが、さっき言った通り、タイヤ館の友達の話では知り合いや友達だったら普通の金額もらうって言うんですよ。そこで権謀術数を使ったわけですが、」
「さっきから気になってたんですが権謀術数ってなんですか?」
「人を欺くはかりごとって意味だけど」
「じゃなくて、いや、それもわからなかったけど、具体的にはどうやったんですか?」
「いえね、他意はないんですが、話の流れで、友達や知り合いじゃなかったらどうなるの?って聞いたの。」
「はい」
「そしたら、じゃあ、買いたいっていうのは彼女かって聞いてきたんですよ、あのスケベ」
「藤原さんには負けると思いますけど」
「ですか。でね、彼女だったらなんとする?って言ったら、勉強したると、こういいますんや、えへへ、おおきに」
「いや、おおきにって意味わからんわ。で、なんで最後らへんが大阪弁になってん?」
「それはともかく、そういう状況なんでタイヤ館に入ったら彼女的な感じで頼みます。もっとも、実際にそういうことになったら、そりゃめでたいですがね。」
「実際にはおとこわりします」(男として付き合うのはオコトワリします、の略だろうか)