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そうこう(走行)しているうちにかばに到着。が、また満席。またあてのない旅にでる。
アネ「どうしましょ」
「とりあえず駅の方に向かってみますか。あっこは飲み屋さんがたくさんあるんでなんとかなるっしょ」
「ウイ」
「Xさん(取引先の人で、僕も知っている人)に飲みに行きましょうって言われているんですが、あの人って遊び人っぽいですよね」
「そうですね、僕と同じ匂いがします。」
「話されたことあるんですか?」
「ないです。でまかせです」
「そう。で、今の仕事ってあまり若い人との出会いがないんですよ。藤原さんは合コンとかされてますか」
「ぜんぜんですたい。合コンってなに?みたいな」
「それは会社の人とかはみんな結婚しているとか?」
「そんなんじゃないですけど、合コンはないですね。あっ、半年前に相手の三人の女性みんな付き合っている男性がいたり、好きな男性がいたり、っていう合コンしましたけど(笑)」
駅の方に近づく。
ワタクシ「そう言えば夕食時にはごはんを食べられないって言われましたが、なにを食べていらっしゃるのですか?」
「ビールと枝豆」
「それはまたおやじですね」
「えへへ」
「冬とかでもそうなんですか?冬には熱燗と枝豆になるんですか?」
「冷酒とか熱燗とか試しましたけど、次の日に残るのでだめですね」
「焼酎ブームの時には焼酎に手を出されはしませんでしたか?」
「焼酎も飲んだことありますけど、あいませんでしたね。ビールとチャンポンで飲んだのがいけなかったのか、ビール二杯と焼酎2杯飲んで吐いてからやめました。吐かないとわからないんですよ」
「それはまた壮絶な感じですね」
飲み屋街に入って行こうと思って左折したら、一本早めに曲がってしまった。けど八剣伝があったので有料駐車場に停めて入ってみる。と、満席なので出る。せっかく有料駐車場に停めたので歩いてそこらへんいこっかなぁってことで、徒歩る。
ぼきゅ「ところで姉さんは車のハンドルを持つと人格がかわるでしょ?」
「うーん。あまり自分ではわかりませんが、妹を乗せた時にはブレーキ踏んだだけでびっくりしたりしますね。ブレーキを普通に踏んだだけですよ。人からはスピード狂だ、って言われたりもします。こないだ高速道路を走っていたら気がついたら160キロでてました」
「へぇ。」
「私って短気なんですよ、って言うとみんな驚くんですけど」
「いや〜、助手席に乗っていらっしゃっただけで、なんとなく、この人はハンドルを持つと変るなってわかったんですけどね」
「なんでですか」
「さっき駐車場で変な動きをした車に対し、悪態をつかれましたし、急に入りこんでこられたときも何かいいたそうでしたから」
「へへっ、ばれちゃあしょうがないねぇ。わちきもばれた後も猫かぶっているほど、きぃながくないんでね。こないだ、片側一車線の高速道路、制限速度70キロのとこで、60キロで走っている車がいた時は切れたし、急に割り込んできて、ブレーキを踏まないといけなくなったときには、クラクションを10秒ならし続けたさかい」
(だんだんやってる人格がわからなくなってんな)