2005/2/19

9号線に向かって愛車を駆る。Fさんは睡眠。が、落語始まりの和風な調べが奏でられると、目を覚まされる。
「すみません。寝てました。けど、耳慣れない音に、なんか意表をつかれて目が覚めました」
BGMは古今亭なんとかの「井戸の茶碗」この落語の面白さについて語るが、反応薄。再び眠りに。僕もついでに運転しながら眠りにつく。

起きたら松江市内に入ってて、岩盤浴の建物に入ってみる。が、Fさんは汗で化粧が落ちることをひどく気にされて、入るのを拒否られる。せっかく駐車したので、隣のカラオケ店に入る。
「私カラオケ一人で歌うことってなかったんですけど。歌う時は3人ぐらいで歌う時に歌うとかで、あまり得意じゃないです」
「あ、僕も得意じゃないですよ。スナックで歌ったら
「歌上手くないね」
って、お客さんの機嫌をとるのが商売の店員さんに言われるくらいですからね」
「えっ、じゃあ無理して入られることないですよ。」
「歌は下手だけど歌うのは好きなんです」
「(げっ、最悪のパターン)」

入店、支払、入室。
とりあえずFさんが歌うのに抵抗があるみたいなので、どんな歌でも胸を張って歌えるように、場を和ませる歌を入れる。その名も「もののけ姫」。近年まれに見る会心の出来。自分的にはかなり今日は調子がいいみたい。Fさんも笑って緊張がほどけてきたよう。
Fさんはゆずなどの歌を良く歌われた。僕はThe LOVEや大滝詠一などを歌う。
しばらくしてから僕は
「前の人が歌った歌に関連するような歌を歌うようにしましょう」
と提案する。
とりあえずFさん「雨と泪」
泪と聞いて当然僕は「酒と泪と男と女」を歌う。すると
「そんな歌に関連したような歌思い浮かぶかっつーの」と言われ、「イエスタデイワンスモア」を歌われる。しつこくゲームを続ける僕はワンとかモアから「ワンモアタイムワンモアチャンス」を歌う。続けてFさんは関連性のない曲を歌われたので企画終了。もう好き勝手な曲を歌いまくる。
The LOVE「ひまわりの観覧車」「再会」
シャ乱Q「ラーメン大好き小池さんの唄」
「川の流れのように」
「男はつらいよ」
川本真琴「フラジャイル」「DNA」
mawari「みんないるよ」
aiko「あいつを振り向かせる方法」
ゆず「飛べない鳥」
などを歌い、ラストに2人で川本真琴の「愛の才能」を歌う。

はい、ってなわけで帰ってく

「カラオケ初めて一緒に行ったとは信じられないほど楽しかったです」
だっしょ〜!?楽しかったよね。僕去年の11月くらいに音痴と言われたあとは、すっげぇい歌歌うのが嫌でさ、歌えって言われてもかたくなに拒否ってたんですよでも、声が変だけど歌いたい、歌が好き、っていう人が主人公の、歌に関するマンガがあってさ、それ読んだら、(マンガの主旨とはちがうけど)下手くそでも楽しんで歌えばいっかと思えるようになったんです。swingしなけりゃ意味がない、て曲もそのマンガから知り好きになりました
私もへたっぴだけど、楽しめれば良いんだねなんだか救われたぁ‥」
「あ、私「も」ってことは、やっぱ僕音痴ですか、シクシク。
悲しみの涙は置いといて、僕の一番最初に買った女性アーティストのCDが川本真琴だったんですよ。高校2年のころだったかなぁ。それからすっごいはまって」
「私は二枚目に買ったシングルが愛の才能でした」
「なんと。僕なんかより早い時期からファンだったんですね。先輩って呼ばせてください」
「よきにはからえ。なんかね、感覚がすごくいいなぁって思ったんです」
川本真琴談義に花を咲かせてしまう。

きまちの大森の湯のあたりを通りかける。
「さっき岩盤浴に入らなかったんで、大森の湯に行きますか?来る時にも話したけどサウナがいいとこなんですよ」
「いいですね。行きましょう」
入館。どれくらい入浴するかの確認。40分くらい入っていたいけど大抵の人が20分くらいなので30分を提案してみる。
「入浴時間は30分でよかですか?」
「えっ?」
「あ、長すぎましたか?」
「じゃなくって、短い」
「なんと、だいたいそれぐらいかなと思いましたが。まさか1時間?」
「1時間半くらいかなあと考えてましたが」
「なんと。それじゃあそれくらいにしますか?」
「いやいや、悪いですから1時間でいいですよ」
ということで1時間入ることに。僕はサウナに50分くらい入ってました。低温であるとはいえ、汗がすっごく出たので、上がったら少し体調がおかしくなってました。

休憩室へ