2005/2/19

僕は足立美術館のパートナーズカードを持っているので無料。同行者は半額なので半額分払って入館。入場券を機械に入れて入っていくところで、東京とかの自動改札を思い出しますわぁ、などとくっちゃべる。
建物からいったん出たところで、水がちょろちょろ流れているところがあった。

Fさんは携帯で写真を撮る。僕はデジカメで。
F「いいですねぇ〜、植物の緑色と、水の流れる音に癒されます。」
「やっぱ水が好きなんですね。それなら、好きこそものの上手なれ、ってことで水商売をやられたらいいんじゃないっすか?」
「あははは、ぶっ殺すぞ、っと」

てなこと言いながら絵が展示してある建物に突入。最初のフロアには足立美術館賞に選ばれた絵が並ぶ。
「おっきい絵ですね」
「ですねぇ。前にここにあった絵ですごくいいのがあったんですよ。古い木で出来た建物でかくれんぼをしているような絵だったんですけど、建物の玄関から見える緑と、建物の茶色のコントラストがすごくきれいだったので、絵葉書を買って帰ろうと思って絵葉書をみたら現物と結構色が違ってて落胆して、買うのをやめたことがありましたよ」
「へぇ〜」
どうもぼくは古い建物の柱の色と植物の緑色の組み合わせが好きみたい。


童画が展示しているところにさしかかる。
「うわー、これちっちゃくてかわいい〜」
「こっちもいいなぁ」
「こういうのってかわいくていいですねぇ」
とFさんははしゃぐ。僕は何度も見ている為か、Fさんのかわいさにメロメロな為か
「そうですねぇ」
と返事をするくらいが関の山でした。

庭とかを通り過ぎ、絵が並んでいる建物に入る。最初の部屋はたしか生き物特集だったはず。白いヤギの絵を見て
「これ藤原さんが朝着てた服みたいですね」
「ああ、そうだね。あの服はよくヤギみたいだといわれますよ。知り合いが
「子供が学芸会でヤギの役をすることになったらあの服貸してね」
、って言われたこともあります。子供は嫌がってましたが」
「あははは」
「そういえば動物好きなんでしたけ?」
「好きです。牛とか見るの好きなんですよ。でもあの臭いはいやですけどね」
「かなりわがままですね」
「そうですね」

で、次の部屋。特に主題を覚えてませんがいろいろな絵があった。
一つすっげぇ下らない絵があって
「これは小学生の絵みたいな感じですね」
「やっぱそう思います?冗談みたいですよね」
「です。なんでここに展示してあるのか不思議ですね」
とか見ているうちにFさんは(僕のくだらない話を含め)疲れられたみたいで椅子で休むことに。
「すいませんね、体が弱くて」
とかと言われたが、祖母とよく来るし、遅いのはなんとも思わない。むしろ普通の人よりゆっくりでいいくらいだ。自分ひとりで来る時は20分以内で全部をまわるけどね。
「いいっすよ。ゆっくりで。あ、目の前の絵、ぼく好きなんですよ、でっかくて」
座りながら後藤純男の奈良の法隆寺らへんを書いたでっかい絵を見ながらしゃべる。しかし、美術館でなにをやったかを書くのって難しいなぁ。

体力回復後、横山大観の部屋へ。
「僕は庭のよさがいまいちわからないと言いましたが、横山大観の良さも良くわからないんです」
ってしゃべりながら見る。特筆すべき絵はカラスと松の木がかかれた絵で、カラスが組み合わさって壽って字を形作っているだけだったような。こういうのは面白くっていいねって。

観覧終了。喫茶店に入り、食事をすることに。
イカたらこスパゲティー、なす何とかスパゲティーのセットをそれぞれ頼む。デートの時にスプーンとフォークを箸のように使って食べて呆れられた話などをする。

足立編とかといいながら美術館内での出来事が著しくすくないなぁ。まっ、時間も過ぎ去っていることだし、しょうがないっすよね。