中山間地域にある雲南市は、年少人口割合の低下と高齢化率の上昇といった、少子高齢者社会の進展が
続いている。また、高齢化率が全国平均を大きく上回るうえ、後期高齢者が人口に占める割合が高くなる社会
構造である。
この様な中、身体教育医学研究所うんなんは、地域住民のからだに関わる様々な課題に対して実践的な立
場で研究を行い、その成果を保健行政・福祉・教育施策に反映させることや、その実践に向けて分野を超えて
組織横断的に課題に取り組むため、これらの組織連携の核となることが期待されている。
(研究所設立:平成18年4月)
島根県雲南市の位置(イメージ図) |
※年少人口割合13.0%、高齢化率31.5%、後期高齢者割合17.0%(平成17年国勢調査)
研究所が果たすべき役割は、大きく@教育活動、A評価活動、B研究活動の 3つの活動に分類できる。 |
@教育活動 市民のライフステージに応じた教育活動の展開により、自らが意欲をもって健康づくり、介護予防などへの 取り組みが出来るように、地域性に即した実践活動を展開する。 1)子ども・・・・・・健全な生活習慣の確立と運動器疾患の予防 2)青壮年・・・・・生活習慣病予防 3)高齢者・・・・・介護予防と生き甲斐づくり 4)人材育成・・・地域住民の身近な支援者となる人材の育成 5)広報活動・・・市報、ホームページ、各報道機関への情報提供
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A評価活動 雲南市が行なう高齢者転倒予防事業や通所型介護予防事業等において、利用者の身体機能をはじめ意 識の変化など事業についての分析・評価を実施し、その結果をもとに関係機関と新たな事業の計画・推進を 目指す。 また、雲南市の実態調査による地域評価を行なう
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B研究活動 雲南市のような中山間地域ならではの健康課題といったものに対して、教育・保健・医療・福祉に関わる多 機関と協働し、独自の研究活動を展開する。 また、研究成果を雲南市の施策や市民の健康増進活動に反映させる。(例:運動器疾患の要因分析と予防 に関する研究、社会参加、身体活動と健康に関する研究)
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【運営委員長】 | ||||
日体大総合研究所所長、東京大学名誉教授・総長顧問 | 武藤 芳照 | |||
【顧 問】 | ||||
水と健康スポーツ医学研究所 理事長 | 太田(福島)美穂 | |||
京都府京都市・中西耳鼻咽喉科医院 院長 | 中西 和仁 | |||
【研究所長】 | ||||
雲南市 副市長 | 藤井 勤 | |||
【研究所次長】 | ||||
社会福祉法人よしだ福祉会理事 | 板垣 文雄 | |||
【客員研究員】 | ||||
帝京平成大学 現代ライフ学部 教授 | 桂川 保彦 | |||
公益財団法人身体教育医学研究所 客員研究員 | 高橋(加藤)美絵 | |||
【所 員】 | ||||
主任研究員 | 【常勤】 | 北湯口 純 | ||
研 究 員 | 【常勤】 | 安部 孝文 | ||
主任企画員 | 飛田 博志 | |||
主任企画員 | 吉川 裕子 | |||
主任保健師 | 【常勤】 | 高橋 典子 | ||
運動指導士 | 【常勤】 | 西川 喜久子 | ||
運動指導士 | 【常勤】 | 吾郷 千歳 | ||
運動指導士 | 【常勤】 | 若林 巧貴 | ||
【アシスタント】 | ||||
社会福祉法人よしだ福祉会 | 見波 静 | |||
(平成26年4月1日現在) |