「照明」の上手な使い方
蛍光灯は早めに交換を 暮らしのシーンに合わせたランプの使いこなしを

 蛍光灯は、長く使っていると気づかないうちに暗くなっています。明るさが落ちて も消費電力は同じなので、電気代は変わりません。早めの交換を心がけましょう。

 ランプは、大きく白熱電球と蛍光灯に分かれます。白熱電球はやすらぎを感じさせる暖かな色合いが好まれています。最近の蛍光灯は、クールで活動的になる昼光色や 昼白色、白熱電球に近いやわらかな電球色などいろいろな光色のものがあります。

こまめな掃除でいつも明るく ムダな明かりはこまめに消して
 ランプやかさが汚れたままだと明るさが低下します。簡単なお掃除で明るさが ぐんと違ってきますから、定期的なお掃除を忘れずに。

 長時間部屋を空けるときは消した方が経済的です。(蛍光ランプを頻繁に点滅すると ランプ寿命が短くなります)

 


買い換えるときは『白熱電球と蛍光灯を上手に使い分けて』
 蛍光灯は白熱電球に比べて、寿命が長く、消費電力量も30%程度少ないという特徴があります。長時間点灯する部屋では蛍光灯、雰囲気を大切にしたい和室や食堂では電球と蛍光灯を組み合わせるなど、使い分けましょう。

電球は電球型蛍光ランプがおトク

  蛍光灯の電気代は、白熱電球の3分の1以下です。しかも、蛍光灯は白熱電球に比 べ寿命が長く、消費電力も少ないので、長時間点灯する場所で使うと経済的です。
 例えば60Wの白熱電球を、同じ明るさに相当する13-15Wの電球型蛍光ランプに 替えると、電気代は約4分の1、寿命は6倍になります。
 ランプ1個の値段は蛍光灯の方が高いのですが、トータルでは電球型蛍光ランプを 使った方がお得です。

電球型蛍光ランプと白熱電球のコスト試算例(6,000時間)

電球型蛍光ランプ15W(寿命6,000時間*1個) 差額4,956円
ランプ代 @1,800*1個=1,800円  
電気代 15W*6,000時間*23円/kWh=2,070円
計3,870円
白熱電球60形57W(寿命1,000時間*6個)
ランプ代 @160*6個=960円    
電気代 57W*6,000時間*23円/kWh=7,866円
計8,826円

<出典>(財)省エネルギーセンター



ワンポイント省エネルギー『省エネ優等生のインバーター式蛍光灯』
 インバーター式蛍光灯は、インバーター(周波数変換器)により、高い周波数で 点灯します。いちだんと明るい、すぐ点灯する、ちらつきがないなどの特徴があり、 従来の照明と比べると、同じ明るさなら約20%の省エネに、同じ電力(ワット数)なら 約25%の明るさアップになります。