03/1/18 ヴィラ船通山斐乃上荘料金310円
福山から帰る途中で入りまして候。横田の市街地(この言い方もいい加減なあ)から11キロ。途中でもうこれから先は県境しかないだろう思って、引き返そうとしたくなったところにありました。
実はここへは小生が小学生の時に来たことがあるのです。とてもぬるぬるする風呂で、当時はショッキングでした。そのときは建物の裏ではカジカがえるが鳴いていたりしてました。今でもまだいるのでしょうか。サンショウウオは歩いていける距離にいるみたいですが。風呂は黒っぽいような青っぽいような石でできていて、それらが全面的に「ぬるぬるしてますよ」、といいたそうな温泉でした。
昔の建物はそんなに覚えていませんが、今は最近立て替えられたかしたような、ヴィラの名に恥じない豪華さというか小奇麗さでした。ヴィラが何を意味するかはわかりませんが(ヴィラは別荘の意:編集者注)。しかし、最近行くところは等しく同じ時期に建てられたとおぼしき雰囲気だけどなぜでしょうか。湯ったり館、深谷荘、島根湯村温泉などなど。
さて、肝心の風呂ですが、泉質は覚えている範囲では低張性アルカリ性…とか言うもので、とにかくアルカリ性でした。そして放射性の泉質でもあるようです。そしてここは日本三美人湯ならぬ「日本三大美肌湯」(そういえば今日は古本屋で鈴木その子の「美肌は得よ」とか言う本を見たなあ)なのでありんす。一回の入浴ではいかんともしがたくはべりしに、何度も入ればきっと美肌になることでしょう。帰りに寄った、三成のポプラのバイトの娘(娘とかいて“こ“と読む。副社長が美人だって評価を下した)もよく入ってるのかもしれないですね。
さて浴室は昔と違い全面的に「滑らせてなりますものですか」という石で出来ていました。昔のぬるぬるのなごりは出入り口のドアの風呂側の取っ手にわずかに残されているだけです。さて、体を洗って風呂に入って体をなでてみると、「あれ、石鹸を洗い流すのを忘れたかしらん?」と思ってしまうようなぬるぬるっぷりです。いやー、久しぶりに来てよかったです。来待のもアルカリ性でしたが、phが違うのでしょうか、こっちのほうがよりぬるぬるです。備品はちゃんと普通のものがありましたが、一つのシャワー蛇口につきワンセットとまではいってませんでした。館内の売店では、イチョウの葉とはと麦ベースの「ボケないお茶」という物と仁多米があったのでポイントアップルティー(アホ)。
評価=「何であろうと、ハンニバルは入浴をする」(ローマ人のことわざ+α)
ところで最近温泉場の設備と温泉の泉質とを分けて評価したい気がして来ました。池田温泉のように泉質が面白い温泉と、そのほかをトータルでくらべて評価するのはおかしくなる気がしますので。といっても今までの評価の仕方ではどうしようもなくわからない気がしますね。
というわけで、
泉質=優
設備=香 総評=優香が癒し系って?(鼻笑)
泉質は良いけど、浴槽に変化を求める場合にはよろしくないかも。でも窓から見える景色は良い。
05/2/18更新
横田 「かたくりの里 民宿たなべ」 500円
1/30
マツケイ本社で働いた時に、同じ部署にいた女性が、「先週横田の、なんていったっけなぁ〜、山奥の温泉に行ったけど良かったよ」って言っておられたので、負けてなるものかと、聞いた週の週末に、横田のオッサンから入浴半額券を受け取りつつ入浴しにいった所。
僕が中国山地に向かってヴィヴィオを駆る時はよく吹雪になるんですが、この日もなかなか良いふりっぷりでした。横田の国道沿いはなんともなかったのですが、山奥に入っていくと、降った雪が道路に積もっていくようになってました。あなどりがたし、雪国横田。
で、駐車場について、凍った地面でこけつまろびつしながら、入る建物がどれかわからず迷いつつ到着。
建物の中に入ると囲炉裏があり、すっげいなぁ〜と思いました。で、靴を脱ごうとすると、玄関に同じような靴がずらーっと、ところ狭しと並んでいたので、「すわっ、団体で入浴か?」と恐れましたが、囲炉裏を囲んで、横田のある地区の婦人会が新年会をしているよう。帰るときにはどじょうすくいみたいなのを大音量でやっていて、「こんなとこでこんなに騒げるとは、」って驚嘆しました。普段はとっても静かなところだそうですが。
受付に半額券を出すと、「お一人ですか?」ってすごく不思議そうに聞かれ、3人まで半額で入れるんですがいいんですか〜?みたいなことを言われましたが、こっちは男一匹独り鶏、「もち」って答えるしかございませんでした。
囲炉裏を二つくらい通り過ぎ、浴室に入るとちょうど唯一の入浴客の一人の男性が上がられるところだったので、独占禁止法に違反しないか不安になりながらも、風呂を独占して入浴しました。体を洗うところに鏡がないのが少々気になりました、といいたいけど、実際にあったかどうかは記憶の奥の、闇の中。ここは上記の斐乃上荘と同じような泉質で、やはりつるつるしました。けど、気のせいかもしれませんが、つるつるっぷりが少々少ないような気がいたします。それがいいのか悪いのかはまた、僕の心と同じく闇に包まれてますが。
なんだかんだいっても、ここが斐乃上荘と比べいいところは露天風呂があるところでしょう。そうそう、特に今日みたいに雪が吹雪いている時なんてね、たまらないでしょうね、ええ。ほいじゃあ外へ行きますかね。
「ききー」(外へでる扉を開けた音)
「キキ」(魔女の宅急便のヒロインの名前)
さぶっ。肌に直接触れる雪はまた格別ですな。
「じゃぼん」(お湯につかった音)
「じゃぽん」(日本)
ぬるっ。ぬるぬるしてギャグが滑ったりってんじゃなく、温度がヌルイ。
吹雪の時はあまり露天風呂はよろしくないようで。でもお湯が足されていっているところはちょうど良い温度でした。
で、帰るときに受付のところで女将さんと思われる方と話をす。温泉も良いけど食事も岩魚料理や、イノシシ鍋(要予約)などがあって売りだそうだ。イノシシを養殖っていうか、飼っているところがあるって聞いておどろいた。猟師が捕ってくるんじゃないのね。
評価 泉質=斐乃上荘-20 施設=良。