大阪、京都旅行3
店を出て駅のほうに歩いていくと、ちょっと登ったところにある寺が目についたので行ってみることに。到着して寺を軽く見てから眺めがいいところがあったので京都をながめながら話をす。
「こう見ると京都ってほんとぼんちだな」
「ざ・ぼんちおさむみたいな。おさむちゃんです!」
「(黙殺)こういうところにずっと都があったっていうのはなぜなんだろうね。攻めてこられにくかったからかな」
「幕府の場所としては攻められることとかを考えないといけないでしょうが、朝廷、天皇がおった場所ですからねぇ。関係あるかしら。鎌倉幕府があった鎌倉はそういうのいろいろ考えて建てられたみたいですけどね」
「へぇ〜。最初奈良にあって長岡とかいろいろ移ってったけど、大阪にはなかったね」
「天皇は貧乏性で狭いとこじゃないと落ち着かなかったんじゃないかね」
「うーん、なんでこんな狭い盆地に造ったんだろう。夏暑いしねぇ」
「冬は底冷えするっていいますしね。」
「なぜここに都を造ったのか?そういう都市学とか勉強するのも面白いかもね」
「まあ、結局住めば都だったんじゃないですかね(笑)」
「おまえの恋愛成就はずっと先になりそうだな」
「うぃ」
次は一駅歩いて松尾神社っていうお酒の神様のところへ向かう。
歩きながらたたら製鉄について勉強したことや、株についての話で盛り上がる。師匠はもう売り時だといわれるが、僕はもうちょっと上がり続けると思うって話をしてたけど、この後1週間で15万円くらい上がったあとで、3日で20万円近く下げました。
松尾神社着。敷地内にいい日本庭園が2,3ヶ所あり良かった。名水の出る神社で、亀の口から水が出ているところがあった。飲んでみる。
「亀の口から出るよだれはおいしいですね」
「よだれっていうか、亀頭からしみだしてくる液体…、だな」
「うーん、下品」
神社を出て何かを食べに十三へ行く。
電車内では留学から帰ってきてからどうするか、会社を創ろうか、などなど話をする。
ラーメン屋を探したがなくってお好み焼き屋で食べることに。食べ始めてから、しかし師匠は昨日もお好み焼きを食べたという、なんか悪いことしたなぁ。テレビでは朝青龍の優勝が決まる。
電車に乗って車を停めた駅に向かう。
電車内ではお約束の質問をする。
「ところで師匠、師匠のように女性にモテるためにはどうしたらいいのですか?」
「まあ、なんだかんだいうけど、女性って求めているものってみんな同じようなもんだけん」
「といいますと」
「まともであること、頼りになること、だな」
「両方縁遠い性質ですが、まともは一番苦手な分野ですね。どうすりゃいいんでしょ」
「人間的なものもだけど、この場合のまともっていうのはちゃんと働いて収入があるってことだね。オサムと同じ24歳くらいの女の子だったら、もう夢をみているわけにもいかず、現実的な結婚とか考えとるわけで、付き合う場合でもやっぱそういうちゃんとした人を選ぶようになっとるわな」
「まぢっすか。へぇ〜。じゃあこの歳になっても定職につかず、ヨガを教えたりするようになりたいなぁ〜とかいって毎月10万円くらい支出している僕なんてダメなんでしょうね。」
「そういえば最近ヨガのほうはどうなん?手伸びるようになったん?」
「えーっと、こないだ先生に会った時には
「腕立てや腹筋をしなさい」
って言われました。ヨガって細くてもいいような気がしますよね」
「ああ」
「それなのにそんなこと言われるって、よっぽど細いんだなぁ自分、って今までで一番鍛えないといけないなぁ〜感に浸りました。まあそれはおいといて、だんだん人間としてまともになってきた気がして、ありがたいなぁと思ってます。とか言うと最近僕を知った人達みんなから、あるいは昔から知っている人達からも、「それでまともになったのかよ!」ってツッコミをいただきそうなんですけどね。僕自身の実感としてはそうなんです。結構長い間こういうのと出会いたいなぁって思ってたので長年の夢が叶った、みたいな。将来としては教えていただいているヨガの先生みたいになりたいなぁ〜と考えてます。って、あ〜あ、こんなわけのわからんこと考えているようじゃホント恋愛成就は当分先でしょうね」
師匠が降りる駅に着く。
「そっか。まあがんばれよ。うんじゃあな、気をつけて帰ろよ」
「ありがとうございました。」
この後4時間くらいかけて家に帰る。ちゃんちゃん。