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F「そういえばKさんに横田工場までの地図をもらったんですけど」

って言われて、地図を手渡される。

F「道を間違えずに行くのはおかしいし、時間が少し遅くなっているので、どっかで道を間違えたことにしたいんですが、どこがいいのでしょうか?」

「そういう嘘なら任せて下さい。314号線はもう少し行ったところで右に折れるんですが、それをまっすぐ行ってしまって、道に迷ってしまったっていうのがベターですね。今からその道行きますんで。途中に亀嵩っていう駅があったりするのでそこら辺まで行って、あれおかしいなって思って引き返したってことにされるといいんじゃないかな」

「さすがペテン師」

「いや〜、それほどでもあるよ。で、今回は引き返さずにそのまま横田工場の裏に出て行くんで」

と言って大仁農道にあたって、右に入って行く。

「あ、この「こいの滝渡り」ってすっごいおもしろいんですよ。左足をだして、その足が沈まないうちに右足を出して、みたいな無茶なことを歌ってるんですよ」

「ホントですね。フジハラさんくらいしょうもないっすね」

「うん?あと、Fさんはよくシャックリをされますが、「シャックリママさん」って曲も笑えます」

「そんな曲ばっかですね」

「いやはや、面目ない。そういえば、くしゃみをした時にいう言葉がありますよね。それに対抗して、シャックリした時に何を言ったら良いのか友達と話し合ったことがあるんですが」

「類は友を呼ぶって言うか、似たような人がいて良かったですね。それでどうなったんですか?」

「なかなかいいのが思いつかなかったんですが、この際シャックリをしたら、「ママさん」って言うことにします」

「あははは、分かりました、ヒック」

「ママさん!」

「(笑)」

 

部品を無事横田工場に届ける。

F「(ふん、このグータラ(山岡さんがよくこう呼ばれていた)でも簡単に来れるんだから、横田まで来るのは楽勝だわ。みんなにそういいふらそ)」

ってこの時Fさんが思われたかどうかはさだかではない。

届けるもの届けたんで、休憩のため、横田のポプラに寄る。Fさんは雑誌コーナーで女性雑誌を立ち読みされる。僕はエロ本コーナーでいろんな意味で立ち読みをする。その後でマンガコーナーにぼのぼのを発見する。手にとって読んでいると、

「あ、この本好きなんですか?じゃあ買いますよ」

って、あとあと、どっかで体験するような手口で本を取り上げられる。

「ほかに何か欲しいものありますか?」

「僕、この堅揚げポテトっていうのがすっきでね」

「なら買います。飲み物は?」

「ヨーグルトアロエで」

ということで、なんかたくさん買ってもらう。悪いなぁ。

 

車に戻り、ポテトなどを食べながら、マンガを読みながらしばらく話す。

「向こうのお菓子ってすっごく大きいんですよ。こんなの一人で食べれないよぉ〜、みたいなものを売っているんです。こんなんたべているから太るんだみたいなあっまいお菓子もありますし」

「外国行ったら僕太れるかなぁ?」

「なんか太りそうにないですよね」

「僕も太れる気がしません。なんかたくさん食べても体重増えないんですよね。ダイエットがはやっているこのご時世にこの体質はちょっと優越感に浸れますね」

 

30分くらいぼやぼやしてたんでそろそろ帰る。帰りは普通の道を通って帰る。どう通って行ったのか問い詰められるとまずいからね。さすが、ペテン師、芸が細かい。

 

「と、ここで通ってきた道に合流するわけ。地図で言うと今ここね。行きはここで間違ってまっすぐ行って、途中で引き返したってことで」

「普通に通ったらこんなに早いんですね。笑っちゃいますね」

 

木次あたりまで帰る。

「ところでなんか食べます?」

「お腹すいてます?」

「いや、すいていないですね。お菓子食べたからかな」

「私もすいていないです。帰りますか」

「そうしましょ」

 

加茂のポプラに差し掛かる。

「あ、ここのポプラでしたっけ?」

「違うって、次の。絶対言うと思った」

 

などなどしているうちに宍道のポプラに到着。別れ際に

「声は似てないんですけど、Fさんの笑ったときの声とかmawariさんに似てる気がします。これ、mawariのラジオ番組のカセットテープなんですけど、聞いてみて(笑)」

「ありがとうございます(笑)」

とテープを渡して、別れる。

 

くだらない

僕の話に 

いつだって 

笑ってくれて 

ただありがとう

さて、ただ今午後1時、これからどうしましょ、と考えつつとりあえず松江に向かって走り出しました。そしたら事故か何かでの渋滞のため、玉造につくまでに弁当を食べつくし、買っていただいたマンガを読みつくしてしまいました。渋滞してたためか、松江へ行く気をなくし、玉造の古本屋で探すものを探した後、木次へ向かいました。

木次ではサンチェリヴァで竹仲絵里さんのCD「ありがとう」を予約しようとしました。僕としてはもうこの題名だけで「まいった」という感じなんですけど。「さすが絵里さんいうことが違う」みたいな。ほんというとaikoのニューシングル、アルバムも予約し、手に入れようかとも思ったのですが、なんか聞きそうな気がしないのでパス。今までで一番新しいアルバムもあまり聞かないし、第一コピーコントロールCDだったりするからなぁ。

で、店員さんに予約したいんですけどって、予約用の紙をもらって書いていると、
「た、け、な、か、え、り、さんね」(よく読めたね、店員さん、よくやった)
「2月23日発売の「ありがとう」、ですね」
「はい、どういたしまして」
「…それなら10枚入れることになってますね〜」
「えっ、そんなに売れると思っておられるんですか。そんなに人気があるとは思えないんですが」
「メーカーさんのほうで言ってこられたんですよ。こっちもどれくらい売れるかわからないですからね。失礼ですがわたしもこのアーティストしりませんから〜、残念!!」
「拙者、このアーティストが別の名前で活動していた時からのファンですから〜、切腹!!」
「そんな二年後に見てわからなくなるようなギャグを書いていていいんですか?」
「さあ?」

「それでは「ありがとう」ございます」
「えっ、「ありがとう」のCDあるの?」
「…、さようなら」

てな感じで無事予約を終え、食品を買いサンチェリヴァをでて、今度は図書館に行って新聞を読んだり、落語の本やパソコンの本を借りて帰りました。


と、この時点でふっと竹仲絵里さんのホームページを見る。で、さらにグーグルで「竹仲絵里 ありがとう」で検索して見ると、CDは2/23発売なのに、なんと今日2/9にUSENからダウンロードできるじゃないですか。神様、二度目のありがとう。一生ツイていきます。

で、ソッコーでUSENの会員登録を済ませ、クレジットカードで代金を払い、曲を聴く。



いやはや、いつも期待を裏切らないっすねえ、絵里さんは。3回しか聞いてませんが、期待通りの良い曲で、鳥肌が立ちました。これが210円とは安すぎる。4月1日の広島のライブ行こうかな〜。

で、CDにコピーし、車で聞こうと思ったらプロテクトされてて聞けないでやんの。♪わてほんまによういわんわ。