小屋原、池田、三瓶


三瓶の小屋原温泉 400円 
(パンフから)特徴 全国的にも珍しい食塩性炭酸泉(泉源38℃)
温泉の由来 寛政年間(1789年〜1800年)に発見され、大森代官(編集者注 銀山の代官だろうか)も、たびたび利用した、とある(古文書)

というわけで副社長に以前、「ここに行ってみようか」といったら「汚くていやだ」といわれたので、一人でこの小屋原温泉に行ってみた。場所がよく分からなかったので一回通り過ぎてしまった。それぐらい何ともひっそりとした場所だった。通り過ぎて反対側から向かうと、私が来た道からは見えないように入り口に看板が備え付けられていた。
そこはかとない陰謀を感じつつ坂を下りると、先客と思しき車が六台、いや施設の人がいるだろうから、えーと、二台から四台。本によると貸切風呂が4つあるらしいので、ぎりぎり入れるかどうかといったところか。と思いながら車から伺っていると一人の女性(たしかではない)が頭に「温泉に入ってます」という感じでタオルを乗せつつでていらっしゃった。うむ、これは玄人の来るところかと納得(?)しながら建物に入った。建物に入って見るとロビーの壁に週刊誌に載った小屋原温泉の記事がいくつか貼ってあった。それを横目で見つつ料金を払い、温泉の場所の説明を受けたが、どうやら今はだれも入っていないという。車は泊まっている人のなんだろうか。説明を聞き終わると、風呂の場所を忘れるといけないので、貼ってある記事をほって置いて温泉に向かう。左に曲がって、突き当たりを左に曲がり、突き当たったドアを開け、三回まわってワンと言うと、なるほど四つ浴室が並んでいた。全部空いていて中が覗けた(誰も入っていないから覗くというのもおかしいが)。それぞれ違うと本に書いてあったように微妙にそれぞれ違ったが誤差の範囲(?)と言えよう。小町民的考えで一番端っこの浴室に入った。入って見ると、風呂は湯の花で赤茶けていて、お湯が流れて出て行くところにも厚く堆積していた。風呂には常にたくさんの源泉の湯が流れ込んでいて、かなり感じが良い。やや寒かったので何回かお湯を掛けてすぐ浴槽に入った。が、ぬるい。源泉の温度が38℃らしいから風呂の温度はそれ以下か。親切にも熱湯が出るようになっていたが、源泉っぷりを愉しむために、まずはそのままじっくり入った。しばらくしてやっと気づいたけど、風呂に入りしなに肌につく気泡とは違う気泡が肌に後から後からついてきた。どうやら炭酸泉らしい。泡をしばらくほって置いて大きく育て(?)、手でさっと払うときのはじける感じがちょっと気持ち良い。週刊誌の記事によると、ここは全国一、二酸化炭素(だったような)が多く含まれる温泉だとか。ちなみに温泉を飲むと池田鉱泉的なピリッとした味がした。かなり満足できる温泉だと感じた。

(この後不適切な表現が続きますので削除)(笑)と見せかけて06/02/13復元。ここは女の子と来て、混浴であることを黙っておいて、「あれ、じゃあいっしょに入るしかないかぁ〜」というシチュエーションにして一緒に入るのが吉。相手によってはメッチャ嫌がられてキレられる可能性もあるけど、そういう女性だったらそこまでの関係だったってことで、バイバーイみたいな。池田温泉も同じくそういう浴室なので行かれてはいかが。ここまで復元箇所。

三瓶周辺の温泉は大体おんなじような赤い錆びみたいなのが浮いている。そして源泉はそこまで暖かくない。池田だけ放射量が多いのは池田の地下にだけ放射能を出す石があるのだろうか。結局なかなか温まらなかったので最後に熱湯を入れて少しだけ温まって上がった。熱湯で思い出したが、そろそろ甲子園が始まるようだ。隠岐は優勝候補の浦和学院とやるそうだ。がんばってもらいたい。

玄関に貼ってある記事によると日本一の二酸化炭素含有量らしいが、どうも大分の長湯というところのほうが多いような。
ちなみに池田温泉よりも山梨の増富温泉のほうが放射線量は多かったらしいが、いまはもう枯渇したとか。以上うろ覚えです。

評価 最高

04/8/12追加
この時期窓を開けるとアブが入ってきますな。

建物の外に川が流れていましたが、それを上流に少し歩くと、少し大きい滝が、橋の下というええ位置にありましたわ。大きい滝ええ位置、大滝詠一。ぎゃふん。


06/02/13追加

やっぱ女性と来るべきところやね。ムフフ。


池田温泉

(この温泉に行く前に通る必要のない道で、雪のために難儀した。助手兼ドライバーの友人は「絶対に忘れることはない」というぐらいにひどかった。)

300円 泉質 含土類食塩泉放射能泉 
ただひたすらにすごい。普通じゃないことおびただしい。僕の一押し。ここのラジウムの放射線量はたしか6600マッヘぐらいで世界一の強さと認定されている。一度この湯に入った人は生殖細胞が遺伝子異常を起こし、子供が出来なくなる、と言うのは嘘で、神経痛や高血圧、傷、筋肉痛等(どこの温泉も効能は同じに見えるが)に効くらしい。飲んでもよいらしい。味は、炭素味、苦味、辛味等とのこと。飲んだらまず吐き出します。ものすごく舌を突き刺す味であり、舌の知覚が脊髄に行き、反射で吐き出すみたいな感じです。しかしそれでも飲みまくったためおなかの調子が少し変になり、数時間後の屁の匂いも変なにおいでありました。僕らが入ったのは一番風呂だったらしくふたが閉まっており、湯がぬるかったです。ふたを開けたら、表面にカルシウムであると言われる被膜が浮かんでいるのにまず驚いてしまいます。そして飲んでみて味に驚き、しばらく入って上がると、その湯当たりチックな感じにまた驚き、意外な体の火照りに驚く。上がった後しばらくはテンション下がります。あるいは僕らが入りすぎたのかも。体は風呂から上がった後にもかかわらず臭いっす。
また、建物の外には飲めますと書かれた山水が流されているところがあったけど、この水も普通の水ではなく、すこし塩味がかったような水でした。どうも普通の水にはありつくことの出来ない場所のようで。

04/08/12追加
宿泊施設のところが取り壊されてました。浴室は一箇所のみになっているようです。壊した後には新しく宿泊施設を建てられるようです。泊まってみたいなあ。僕のちょっとした夢の一つとして池田に温泉旅館を建てる、ってのがあったりします。

今日も湯あたり三昧。外の飲泉場でお湯をコップいっぱいぐいぐい飲んだのが文字通りまずかったかも。帰ってから、もっと言うと運転しながら眠っちゃいそうでした。

三瓶温泉さんべ荘 500円 
福山まで運転した帰りに入ったところ。前日にくにびきマラソンを走ってたのと組み合わせて疲労がたまっていたので、ここの温泉が筋肉痛神経痛に効くというのが魅力的に思えたので入った、わけではなく同行者の推薦による。しかしランニングで肩が筋肉痛になるとはね。最後のほうは腕振りで走ってたからかねえ。そういうのも初体験だ。ちなみに昨日走り終わったあとにも入ろうと思ったが、湯の川にも海潮にも振られたためにどこにも入浴しなかった。
ここはサウナつき、各種露天風呂ありなので、なるほど500円だな、という感じだった。泉質はかなり池田温泉に似ていて、お湯を飲むとピリッとした感じがした。やっぱ同じ三瓶関連の水なんだなと感じた。ではなぜ池田ラジウム鉱泉だけがあんなにラジウムチックなのかはわからない。またここの湯は含塩化土類食塩水といって保温効果があり、熱の湯と呼ばれるものだそうだ。
最近いろいろ入って感じたことだけど、大抵のところでは温泉を薄めて使っている。もしくは塩素を加えていたりもする。やはりこの前のレジオネラ菌の騒ぎからか。それとも前からなのか。ちなみにここの温泉では内風呂、普通の岩でできた露天風呂ではかなり薄まっていたが、陶器風呂、釜風呂、檜風呂の各種露天風呂はおそらく源泉をそのまま使っているようだった。(口の中調べ)温度はそこまで高くないけど、それだけにゆっくり入れて筋肉痛に効きそうな気配。
上がってしばらくすると膝が痛かったのが直っていたことにふと気が付いた。おそるべし。しかし肩の筋肉痛はしぶとく残った。あったかさも気のせいか結構残った。気のせいかも。
評価 泉質90 施設90 泉温あえて90


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