8/2 有馬温泉 

行き当たりばったりで行くことに。どうも有馬温泉は泉質が二種類あるようで、一つの浴室に金泉(鉄っぽいお湯)と銀泉(ラジウミックなお湯)というのがあった。あまりこういうところはないのでとても得した気分。大阪に近いから有名なだけかと思っていたが、お湯からしてすばらしいところだった。それと比べると玉造温泉はもっと泉質面でがんばってもらいたい(無理)。

 

7月中旬 広瀬憩いの家 150円 

前略 

風呂のお湯は硫黄臭く、熱い、そしてシャンプーはない、となかなかかっちょよいところだった。値段も安い。が、タオルは200円。

 

5月下旬  佐世保 ホテルローレライ 天然温泉 ばってんの湯 800円。

ハウステンボス家族旅行記の番外編。と言っても本編の製作のめどはたっていない。

事の発端は、ハウステンボスに入ってすぐ乗った運河の巡る船の中の放送だった。「あちらに見えますハウステンボスJR全日空ホテルは天然温泉があり、…」ふむ、天然温泉とな。天然温泉と聞いて黙っているわけにはいかない。と、あほな決意を胸に秘め、すっかりとそれを忘れてハウステンボスを散策した。小食ゆえに一口あたりの値段がやけに高いホテルでのバイキング方式の食事を終え、家族会議を開き、「これからどうするか」の話をした。当然「これからどうするか」と言うのは、仕事を何もしていなく、資格試験に落ちた次男坊の行く末を憂えての「これからどうするか」ではなく、ハウステンボス内でどのイベントを見物するか、の超短期的な「これから」である。昼間の散策の時から上がっていた意見として、8:30から港で花火やらのショーがあるからそれを見よう、というもっとも至極なものがあった。次男坊は「温泉に行く」と発言をし、すべからく(?)許可された。とりあえず、ハウステンボス内の夜景を楽しむために少し散策をすることになった。この時僕は財布がないことに気がつき、親に1000円貰った。バスに乗り、出口付近で僕だけバスを降り、残りの二人はそのまま会場に向かった。そう、出口で降りたことから分かるように、ホテルはハウステンボスの外にあるのであった(バンバン ―講談師になったつもりで机をセンスらしきもので叩く)。出口ゲートを通ろうとすると、係員のお姉さまがいらっしゃったので、本当にあのホテルに温泉があるのか不安だったので、「あの向こう側のホテルに天然温泉がありますよね」と聞いたら「はいありますよ。しかし後一分ほどでこのゲートは閉まりますので帰りはホテル入国手続きをしたところからバスに乗って帰ることになりますが」と言われた。うっ、そこまでするか?と言う気持ちもなんのその、「はい、わかりました」と笑顔で答えた。するとこの小柄な美人の係員のお姉さんは(後から美化されすぎかもしれない)、あちらに見えるローレライにも温泉があり、あちらではたくさんの種類の温泉がありますよ」と。なんとなく疲れていた僕は川の向こうのかなたに光るホテルまでは行くわけなかろうと思いながら、「どうもありがとうございましたと」お礼を言いつつホテルに向かった。

(中略)

なんとこのホテルは入浴料金が1500円だったのである。うげっ、と前近代的な擬声語を発しながら仰け反りそうになったが、腹筋の力で踏み止まり、どうするかを考えた。このまま帰っても部屋のシャワーだし、なによりショーを蹴ってまでして来たかいがない、家族に顔向けできない、との理由から、川の向こう、橋がどこにあるのかも分からないローレライに向かった。もっとも1000円で温泉に入られるかどうかは分からないけど。車で行こうかなあ。

(中略)

はぁ、はぁ、はぁ、結局のところ、乗りもしなかった車を取りに駐車場に行こうとしたけど結局戻らずに、とりあえず見えてきた遠い橋に向っていった。が、あまりの遠さに気が遠くなりつつ歩いていくと別の橋が見えてきた。後から気がついたけれども、ものすごく意味のない遠回りをしてました。図で表すとPの下の交差点から下に向かえば着いたものを、下の交差点から一回上に上がり、ぐるっと回ってまた下の交差点に戻り、下に向かったと言う感じか。まあいいか。詳しく話すと中略した意味ないし。

JRホテルから川に向かって伸びた橋の途中に下から階段を登って、後は普通に疲れながら着いたってわけ。

 

さて、温泉ですが、天然温泉と書いてありましたがそうはあまり思えない感じ。まあ普通の健康ランドってかんじでしょうか。サウナあり、ミストサウナあり、水風呂あり、露天風呂あり。露天風呂からはライトアップされたハウステンボスが見えたとか見えなかったとか。(ほぼ一年後に書いているのでうろ覚え。ていうか、一年たってからハウステンボス旅行で覚えているものの結構な割合を、温泉に入りに行ったことが占めていたりして。今年(2004年)の家族旅行は川本真琴の生誕地、福井県に巡礼に行くことになりそうだけれども、どうなることやら。)

 

ホテルに帰るのには、ハウステンボスの門からバスに乗って、ぐるっとかなり遠回りをしてからホテルの前につけてもらいました。ホテルの部屋では兄と母がのんきにテレビを見てました。あ〜財布を忘れなかったら良かった、のかなあ。でも一年後も記憶していられる体験をしたのでよかったんでしょうねぇ。
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