芦毛(Gray) =
白い毛色の代表格。
生まれた頃は鹿毛や栗毛の原毛色だが、その時すでに眼の周辺等に白い毛が見られるようになり成長とともに被毛全体に白い毛の混生が著しくなる。
成駒では全身が白味を帯びているが、黒や褐色の毛も混じって見ることができる。
なお、白毛という毛色も認められ、現在では芦毛とは区別されている。
白毛は生まれた時から真っ白で、色素が異常に少ない希少な毛色。
遺伝子 =
馬の毛色は遺伝子によって支配され、その遺伝は古くから研究されている。
主な遺伝として、A(とその働きを持たない劣勢のa、以下同じ)、B,D,G,R等の因子を挙げることができる。
B→黒
A→B因子による異色を長毛や肢の下部に制限する因子
D→毛色を薄くする因子
G→芦毛のもとになる因子
R→粕毛のもとになる因子
AとBによる因子型と表現型の対応は次のようになる。
AB→鹿毛 (黒鹿毛、青鹿毛など)
Ab→青毛
aB→栗毛
ab →栃栗毛(栗毛の変形という説も)
これらがGを持てば芦毛になり、gなら非芦毛で原毛色となる。
芦毛同士の配合では3:1で芦毛が生まれる確立となる。
芦毛馬バナシ =
古来日本で白い馬は「悪毛(あしげ)」とされ、特に武士階級においては敬遠されていたが、逆にナポレオンは白馬を好んだという。
1917年、軍国主義であったためか、過去のジンクスを重んじ、芦毛馬を国防上繁殖させないよう指示が出されたこともある。